楽しい! おいしい! 岡山県

岡山県の 楽しい場所、美味しい食べ物、美しい風景をご紹介します。小さなお子さん、歴史好きの方、鉄道ファン、フルーツ好きの方、お祭りが好きな方、晴れの国岡山へぜひどうぞ。ドライブや旅行の予定をたてるのにご利用ください。

私の住んでいる岡山県の 楽しい場所、美味しい食べ物、美しい風景をご紹介します。小さなお子さん、歴史好きの方、鉄道ファン、フルーツ好きの方、お祭りが好きな方、晴れの国岡山へぜひどうぞ。ドライブや旅行の予定をたてるのにご利用ください。

2022年09月

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前回、池田動物園をご紹介したときに、

紹介しきれなかった動物たちのかわいい姿をご紹介したくて

楽しい映像を集めました。


ライオンのチャーリーくん

2020年11月に、香川川県のしろとり動物園から

池田動物園にきてくれたチャーリー君です。

2018年2月生まれの元気な男の子です。



飼育員さんにもらった丸太と格闘中のチャーリーくん。

すばやいけりけりキックがかわいいですね。

お誕生日には大きなお肉のケーキをもらいました。





ツキノワグマのゴンちゃん

岡山の夏は暑い!

ツキノワグマのゴンちゃんは、プールから出たくない!…けどおやつが食べたい!

このままプールでまったりするか、

外に出ておやつを食べに行くか、

う~ん、悩むなー・・・

それにしても、熊って足が短くてかわいいですよね。



ツキノワグマのゴンちゃん。

本名はゴンザブロウ(権三郎)です。

漢字まで持っているなんてすごい!

特製のアイスバーをもらって、嬉しそうになめてるゴンちゃん。

暑い夏はアイスが一番だよね。





ブチハイエナのブッチ

ブチハイエナのブッチさん(女の子)は孫の手がお気に入り。

飼育員さんのいうことをよく聞いて、じっとしてますね。

気持ちよさそう!



youtubeの池田動物園チャンネルでは、このほかにも楽しい動物たちの映像が見られます。

池田動物園チャンネル

かわいい動物たちの姿に癒されますよ。


2022年9月27日現在でのイベント開催状況

コロナ禍で、

 ・各種エサやり体験(園内自販機によるエサの販売は継続)

 ・乗馬体験

 ・ピーちゃんとお散歩

などのイベントはまだ中止のままです。

ですが、再開・一部再開のものもあります。

ふれあい広場一部再開!(2022/9/5公表)

コロナ禍で閉鎖されていたふれあい広場が、

平日に限定で、通り抜ける形で一部再開されました。

<開場時間>

 ●平日のみ 11:00~11:55
 (※動物の体調等の都合により、急遽変更のときもあります)

<ふれあい広場での現在のルール>

 ●ふれあい(さわる・ひざにのせるといったこと)は引き続きできません。

 ●園内で販売しているふれあい広場のおやつ(ニンジン)はあげることができます。
 (ニンジン以外の動物のおやつ、持参したお野菜やお菓子、園内の植物などはあげないでください)

 ●入場前に手の消毒をしましょう。

 広場内は10人程度を定員としています。密にならないよう、譲り合って入場しましょう。

 ●広場内ではマスクなしでの会話はできません。

詳しくは池田動物園のイベント情報、<大切なお願い>をご覧ください。

   池田動物園ホームページ:イベント情報


ようやく、イベントも再開され始めました。

秋の一日を池田動物園の動物たちと楽しみましょう♪





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【公式】秋を感じるものは何ですか? に参加中!
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9月とはいえ、岡山の県南は、まだまだ、まーだまだ、暑い!!

けれど、標高の高い蒜山は違います。

ここは、一足先に秋が来ます。

そして、白くて可憐な蕎麦の花が咲く季節です。

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蒜山高原のあちらこちらで、白い花でいっぱいの蕎麦畑を見ることができます。

風に揺れる蕎麦の花畑は、本当にきれいです。



あ~新そばが食べたいなあ、と思われた方、もう少しお待ちください。

まだ花ですから(笑)

実がなって、新そばが食べられるのは、10月の終わりごろからです。

楽しみですね。


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9月半ばからは、コスモスも咲き始めます。

一番の見ごろは、10月です。



一面コスモス、ステキですねえ。


花は自然のものですから、年によって、開花時期が前後します。

行ってみたら、もう終わっていてがっかり、ということのないように

開花時期を確かめてお出かけくださいね。


秋も素敵な蒜山で休日をお楽しみください。



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池田動物園は、岡山市民が、とても、とても大切に思っている動物園です。

誰もが、幼少期に遊びに行った楽しい思い出があります。

そして、天皇家から降嫁された池田厚子さんと、

池田家の6代当主池田隆政さんが作った動物園としても知られています。

昭和28年(1953年)開園ですので、今年(2022年)で開園から69年になりますね。

今でも個人経営で頑張っている、数少ない動物園の一つです。


個人経営ですから、上野動物園や天王寺動物園のように広くはありません。

サファリパークのように動物が自然の中で生きる姿を見られるわけでもありません。

また、お金をかけた豪華な施設があるわけでもありません。


でも、池田動物園では、

動物と人間が、知恵と工夫と信頼関係で、仲良く暮らしている姿

を見ることができます。

では、岡山市民が大好きな池田動物園をご案内しますね。



ホワイトタイガー サンちゃん

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真っ白な毛並みに黒い縞模様がおしゃれな、ホワイトタイガーのサンちゃん。

女の子です。

トラなんだけど、やってることは猫と同じ。

いたずらっ子で、かわいいんです。




あれ?サンちゃんが見えないなあ・・・サンちゃんど~こだ?



いやぁ、びっくりしますよね(笑)




藁の上でゴロン、ゴロンしているサンちゃん。

近所にこんなことをしている猫ちゃんがいますよね。

ちょっと大きいけど子猫みたいにかわいいです。

キュートでかわいいサンちゃんに会いに来てね。



アミメキリンのサンタロウくん

アミメキリンのサンタロウくんも人気者です。

近くに行くと、キリンって本当に背が高い。

でも、枝を使って首を搔いているしぐさがひょうきんで、笑えるんです。



人気者のサンタロウくんを描いたタクシーも登場しました。

子どもたちが大喜びしそうですね。



コツメカワウソ

カワウソの仲間で一番小さいコツメカワウソ。

泳ぎが上手で、魚を捕るのも得意です。

カワウソラグーンを泳いでいるコツメカワウソくんたちを、

下からも見られますよ。



カワウソ君たちは、お魚を捕るのもとっても上手です




フラミンゴ


きれいな桃色のフラミンゴがたくさんいます。

子どものころ、フラミンゴは厚子さんへの結婚記念のプレゼントだと

聞いたことがあります。

こんなきれいな鳥をプレゼントするなんて、

なんてロマンチックなんだろうと、子供心に思ったものです。

フラミンゴがいるのは、園長さんのおうちの前あたりです。

イベントがあるときは、飼育員さんと園内を散歩したりしていますよ。




レッサーパンダ

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かわいいレッサーパンダもいます。



カメラに興味津々で近寄ってくるのがかわいいですよねえ。


チンパンジー



チンパンジーは道具を使うのが上手です。

ゲームとと組み合わせたところがおもしろい!

子どもに大人気です。

今はゲームは1回200円、3回で500円みたいですよ。

最初に上手に餌をとってもらわないと、餌がおちてこないので

チンパンジーたちも真剣なまなざしで見てるんですよ(笑)

かわいい赤ちゃんたち

赤ちゃんも、次々と生まれていますよ。

こちらは5月16日生まれのボリビアリスの赤ちゃんです。

ママにおんぶされているのがかわいいですね。



カピバラにも双子の赤ちゃんが生まれました。

生後10日の映像ということですが、かわいいですねえ。


ふれあいひろば

池田動物園には動物を触ったり、抱っこしたりできるふれあいひろばがあります。



昔は縁日でよくヒヨコが売られていましたが、

最近ではみかけなくなり、こどもたちがヒヨコに触れる機会もなくなりました。

ヒヨコだけでなく、マンションの規則などでペットを飼えないお子さんも

多いのではないでしょうか。

この機会に、動物とふれあってくださいね~。

動物園でヒヨコをやさしくだっこしている子どもたちは、とてもうれしそう。

最初は恐そうにしていた子も、自分でだっこして、あたたかさや

ふんわりした毛の柔らかさに思わずにっこりしています。

ふれあいひろばには、ひよこの他に、うさぎやモルモットもいますよ。


他にも、楽しい動物や珍しい動物がたくさんいます。

今回ご紹介できなかった動物も、とってもかわいいですよ。

近年、池田動物園の人気者、象のメリーちゃんやヒグマの大地くん、

ライオンのモジロー君が、相次いで亡くなりました。

中でも、49年間、池田動物園のスターだった象のメリーちゃんが亡くなったのは、

一緒に育ってきた私には、とても悲しい出来事でした。

動物園が年を重ねるとともに、動物たちも年をとっていくんですね。

でも、全国各地の動物園から、ニュースターがやってきてくれています。

  ホワイトタイガーのサンちゃん、

  ライオンのチャーリーくん、

  アミメキリンのサンタロウくん

みんな、日本国内の他の動物園から来てくれました。

これからも楽しい姿を見せてくれることでしょう。

季節に応じた楽しいイベントもあるので、

池田動物園の楽しい動物たちに、会いに行ってみてくださいね。

※コロナ禍で中止になっているイベントもありますので、ご確認の上、お出かけください。


池田動物園

 開園時間 
  4月~10月・・・9:30~17:00
  11月~3月・・・9:30~16:30
   ※入園最終受付は閉園の1時間前まで

 入園料
   大人(高校生以上)・・・1,300円
   小・中学生・・・・・・・・800円
   3歳以上の幼児・・・・・・400円
   65歳以上・・・・・・・・650円(年齢を確認できるものが必要)
   ●各種障がい者手帳割引
    身体障がい者手帳 3級まで 無料 4級以下 通常料金より半額
    療育手帳      A級判定 無料 B級判定 通常料金より半額
    精神障者福祉手帳 無料
    (※全種ご本人様のみ割引。施設・病院等の付き添い職員の方は半額)

  住所 岡山市北区京山2-5-1
  電話 086-252-2131
  池田動物園ホームページ



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【公式】レトロな○○を紹介 に参加中!
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倉敷美観地区にある大原本邸は、倉敷の誇る大実業家大原家が
現在の当主まで、代々暮らしてきた家です。

最初に建物が建てられたのは、江戸時代中期の1795年。

その後、増改築を重ね、現在の形になったのは明治中期です。
現在は、国指定重要文化財になっています。

大原家は倉敷紡績、クラレの創業者で、
地元の銀行、新聞社、電力会社の経営もする豪商で大地主です。

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世界の名画を集めて大原美術館を作り、
倉敷中央病院や大原社会問題研究所をつるくなど、
文化の発展や社会福祉にも貢献しています。

地元の誇る名士、大原家の本邸を見に行きました。


大原本邸

入り口を入ってすぐの土間には、
大原家の人々、5代荘平、6代孝四郎、7代孫三郎、8代總一郎の名言が
天井から吊り下げる形で展示されています。

その向こうには、大原家と交友関係にあった人々が
キューブツリーの形で展示されています。

大原美術館をつくった家だけあって、展示方法も斬新ですよね。

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昔の暮らしぶりがわかる、巨大なおかまがありました。

煙が充満しないように、太い竹筒の煙突がついています。

部屋の壁には、父母が8代總一郎へあてた手紙が投影されていました。

父孫三郎からの言葉は厳しく、

「人並み以上の努力をしなければ、良い考えは出てこない」

と言っていましたよ。

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別の部屋の井戸の向こうには、コーヒーメーカーのようなものもありました。

コーヒー、お好きだったのでしょうね。


母屋の角を曲がると、なまこ壁の美しい中倉が並んでいます。

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この写真は、振り返ってとったので、左右が逆ですが、

順路道理に進むと、右手側が中倉になります。

中倉では、大原家の歴史や、大原總一郎に関する展示が見られます。

大原總一郎の書斎をイメージしたブックカフェには2000冊もの蔵書が置かれています。

この並びに出口があるので、たまに、ここから出てしまう人もいますが、

もったいない!

一番の見どころは、この先の「離れ座敷」です。

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この写真の突き当りを左に曲がったところにあります。

ぜひ、こちらを見て行ってください。


離れ座敷

パンフレットには、歴代の当主がくつろいだ部屋と書かれていました。

莫大な資産を持つ大原家の当主の部屋は、
さぞや豪華な装飾がほどこされていることだろうと思ったのですが、
私が想像していたのとは違う美しさの部屋でした。

離れ座敷の玄関は小さくて、廊下は左に続いているので、
玄関からは奥が見渡せないようになっています。

そこから細い廊下を通っていくと、
10畳が2間続いた広い座敷に出ます。

すばらしい!

思わず声が出てしまう美しさです。

座敷そのものは、シンプルな作りです。

凝った欄間(らんま)や金銀を使った美しいふすまなどがあるわけではありません。

いや、むしろ、そんなものはいらないのです。

この部屋を飾るのは、緑豊かな美しい庭です。


歳月を重ねて、木々と、滑らかな苔と、おだやかな日差しが作り上げた

唯一無二の美しい庭が、この部屋を心休まる魅力的な空間にしています。

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ここからは、にぎやかな表通りの音は全く聞こえません。
緑に囲まれた穏やかな空間に、ゆっくりと時が流れていきます。

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7代孫三郎はお茶を楽しみ、8代總一郎はレコード鑑賞をしていたそうです。
時間をわすれて、いつまでも座っていたくなる心地よさです。

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秋には紅葉がとても美しいそうです。

ぜひまたそのころに行ってみようと思います。


歴代の当主は、この部屋で、日常の雑務を忘れ、心を休めていたのでしょう。

大原本邸は、大原美術館から倉敷川をはさんですぐ向かいにあります。

大原本邸の離れ座敷を見てくださいね。




 語らい座大原本邸
 
 営業時間 9:00~17:00 (最終入場は16:30まで)
  休館日  月曜日・年末年始
  入場料  一般 500円  高校生以下 400円 

  住所 〒710-0046 岡山県倉敷市中央1丁目2-1
  TEL 086-434-6277
  E-mail info@oharahontei.jp

 ※駐車場はありません。近隣の駐車場をご利用ください。


 美観地区に近い駐車場

   倉敷市芸文館地下駐車場
      住所 倉敷市中央1丁目18番1号
      駐車台数 177台
      車椅子専用 4台
      電話番号 086‐434‐3020
      営業時間 7時~23時
      基本料金 30分100円
      最大料金 8時~20時 830円
           20時~8時 520円

   倉敷市中央駐車場
     住所 倉敷市中央2丁目6番1号
     駐車台数 175台
     車椅子専用 4台
     電話番号 086‐425‐8040
     営業時間 地上部分は24時間
          地下部分は7時~23時
     基本料金 30分100円
     最大料金 8時~20時 830円
          20時~8時 520円

   倉敷市倉敷市民会館駐車場
     住所 倉敷市本町17番1号
     駐車台数 148台
     車椅子専用 8台
     電話番号 080-9530-5822
     営業時間 7時~22時
     基本料金 30分100円
     最大料金 8時~20時 830円
          20時~8時 520円





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旧野﨑家住宅は江戸時代後期、製塩業と新田開発で大成功した野﨑武左衛門さんの家です。
敷地面積は約3000坪、建物の延床面積は1000坪あります。
ただ広いだけでなく、建物も庭も趣向が凝らされており、
思わず、「ほう」とため息が出るものばかりです。
そこ、ここに、来客をもてなす気持ちがあふれています。
では、旧野﨑家住宅の素敵なところをご紹介しますね。

上の写真は、入り口の長屋門です。
個人の住宅とは思えないほどの立派な門です。
これとは別に、藩主池田公などの要人を迎えるための御成門があります。

御成門の正面に表書院があり、来客用の座敷になっています。
庭先は歩きやすいように平らな石が埋めてあるのですが、
その中の一つが、ほかの5倍ぐらいあるような巨大な石でした。
これは、「お駕籠石」と呼ばれるもので、
お客さんが
駕籠からおりるのに使われていたそうです。

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写真は、表書院上の間から下の間に向けて撮影したものです。
下の間がはるか遠くに見えます。

見学に行ったのが夏だったので、ふすまも夏用の涼しげなものになっていました。
上の間からは、美しい庭園が見えます。

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写真は一部だけですが、この庭園はもっと広いです。

奥のほうで木々に見え隠れしているのが、1つ目の茶室です。
この写真の右側の奥のほうに2つ目の茶室があり、
更に、そこから右手の奥のほうに3つ目の茶室があります。

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表書院の脇には、めずらしい水琴窟があります。
竹筒から流れる水が地面にこぼれると、
地中に埋めてある壺に反響して、カランコロンといい音がします。
ぜひ聞いてみてくださいね。

奥に進んでいくと、石の鳥居が見えてきます。
自分の家の庭に立派な祠があるのです。
武左衛門さんは、毎日ここで家業繁栄を祈願されていたことでしょう。

さらに奥に行くと、また別の座敷が出てきます。
中座敷です。
ここは、一番奥まで見通せます。
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写真ではよくわかりませんが、一番奥の床の間に掛け軸がかかっているのが見えます。
ふすまを外せば、巨大な宴会場ができます。
いったい何畳あるのでしょう。
大富豪の家は違いますね。

3つ目の茶室は、この中座敷のすぐ横に有ります。
3畳ほどのしゃれた建物です。

裏手に回ると、台所があります。
台所と言っても、43坪もあります。
台所だけで、我が家の敷地と同じぐらいあります(笑)
床は衛生面を考えて石畳になっています。
見えないところにもお金をかけるんですねえ。

中には、お客様用の高価な食器や、使用人の食事用の箱膳、
そして、発明されたばかりであろう家電類が展示されてます。
「珍しいものは野﨑家にもっていけば何でも買ってくれる」と、
商人たちは思ったようで、
当時としては珍しいあらゆる家電がありました。

岡山に電気が普及するのは、ずっと後ですが、
野﨑家は自家発電で、明治24年には電灯がともっていたようです。

台所には、変わった形の電気ストーブや、自動洗米機、トースター、
万能七輪(電熱器)、ワッフル焼き器やパンを焼く釜などもあります。

今では、普通にあるものですが、
当時の人たちは、さぞやびっくりしたことでしょう。

このほか、みそを作るためだけの小屋、
漬物樽がたくさん並んだ漬物専用の小屋もありました。

これだけの大きな建物ですから、使用人も相当数いたと思われます。
いったい何人分のご飯を作っていたんだろうと思います。

野﨑家には立派な倉が4つもあります。
今は、1つの倉はギャラリーにして、貴重な陶芸品などを展示しています。
別の倉は、江戸時代からの塩づくりの貴重な資料や道具を展示しています。

旧野﨑家住宅のホームページには、
実際に歩いているように見学できる3Dマップがあります。
見学に行っても入れない座敷の中まで見られるようになっている優れものです。
音声ガイドもyoutubeで聞けるようになっています。
これから行かれる人も、一度行った人も、とても楽しめますよ。
旧野﨑家住宅のホームページはこちら
館内3Dマップをご覧ください。

いろいろと資料を読んでいると、
野﨑武左衛門さんも、とんとん拍子に大富豪になったわけではなさそうです。

もともと、あちこちの大庄屋と縁組するような家柄の家に生まれましたが、
武左衛門さんの時代には、家は衰えていたようです。
武左衛門さんは、妻と母の縫った足袋を、父とともに行商で売っていたそうです。
足袋の行商は成功し、数年で使用人をやとうまでになりましたが、
売掛金が回収できず、またまた大ピンチに陥ります。
そこで、親戚や藩からお金を融資してもらい、
塩田事業に乗り出したのでした。

製塩業や新田開発で財産を築いた後は、
捨て子を育てたり、貧困者を救済するといった社会貢献にも熱心に取り組みました。
やはり、苦労された人は優しいですね。

「武左衛門さんの製塩業は、今はナイカイ塩業株式会社になって、引き継がれています。
食卓に上る塩や、医療用の塩として使われています。
ナイカイ塩業の名は、あまり聞かれないかもしれませんが、
味の素が販売している「アジシオ」「瀬戸のほんじお」といえば、
「あー、知ってる」と言われる方も多いのではないでしょうか。
ナイカイ塩業の塩は、これらの製品の原料になっています。
武左衛門さんの手がけた瀬戸内海のおいしい塩を、使ってみてくださいね。

野﨑家旧宅
 〒711-0913 岡山県倉敷市児島味野1-11-19
 TEL 086-472-2001
 FAX 086-472-2636
 E-mail nozakike@mx2.kct.ne.jp

営業時間
 9:00 ~16:30(17時閉門)
 休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/25~1/1)

駐車場 
 【 無料 】大型バス 5台  乗用車 36台

料 金
  大人(高校生以上) 500円
  小中学生      300円
  幼 児        無 料
 ※小中学生・高校生は、土曜日・日曜日・祝日は無料になります。
 ※障害者手帳をお持ちの方は、本人と付き添い1名が2割引になります。


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