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ず~っと岡山に住んでいると気が付きませんが、
岡山は水道水がとてもおいしいんです。
岡山県を流れる、高梁川、旭川、吉井川の三大河川が、
中国山地から澄んだきれいな水を運んできます。
水質データの数字で見ると、はっきりわかります。
一般においしい水の条件と比べてみると。
蒸発残留物・・・主にミネラルなどで多すぎると苦く、適量だとまろやか。
おいしい水 :1リットルあたり30~200ミリグラム
岡山市の水道水:1リットルあたり75ミリグラム
硬度・・・硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いが出る。
おいしい水 :1リットルあたり10~100ミリグラム
岡山市の水道水:1リットルあたり36.1ミリグラム
遊離炭酸・・・水にさわやかな味を与えるが、多いと刺激が強くなる。
おいしい水 :1リットルあたり3~30ミリグラム
岡山市の水道水:1リットルあたり3.1ミリグラム
過マンガン酸カリウム消費量
・・・有機物の量が多いと消毒に用いる塩素の消費量も大きくなり、水の味を損なうことになる。
おいしい水 :1リットルあたり3ミリグラム以下・・・有機物の量が多いと消毒に用いる塩素の消費量も大きくなり、水の味を損なうことになる。
岡山市の水道水:1リットルあたり0.8ミリグラム
臭気強度・・・においのある水は不快に感じられる。
おいしい水 :3以下
岡山市の水道水:1未満
残留・・・濃度が高いとカルキ臭がして、水がまずくなる。
おいしい水 :1リットルあたり0.4ミリグラム以下
岡山市の水道水:1リットルあたり0.40ミリグラム
水温・・・冷やすとおいしく飲める。
おいしい水 :最高20度以下
岡山市の水道水:33.3度水温・・・冷やすとおいしく飲める。
おいしい水 :最高20度以下
(数値は、厚生省 (現厚生労働省) おいしい水研究会による「おいしい水の要件」 (1985年)と、
岡山市水道局のホームページによるものです。)
このように、ほとんどの数値が基準値内、しかもかなり低い値です。
唯一、基準値を大きくはみ出しているのは、水温だけです。
岡山は晴れの国と言われるほど、日照時間が多く、
真夏の昼間は、水道から湯が出ます。
水道の蛇口を「水」にしても、「湯」にしても、ほぼ同じ温度です。
「水」が水らしく冷たくなったら、秋が来たなあと感じます。
でも、これは、冷やせばよいだけのことで、
水道水を空いたボトルに入れて冷蔵庫に入れておけば、
ミネラルウォーターなみにおいしい水が飲めます。
岡山市の美味しい水道水が飲める場所
岡山駅前の噴水の横に、誰でも無料で飲める給水機があります。
目印はこの噴水です。
ピーコック噴水(クジャクを模した噴水)と呼ばれていて、
よく待ち合わせ場所になってます。
給水機は、これです。
残念ながら、冷水器ではありません。
夏場はぬるくてイマイチですが、
ペットボトル等で持ち帰って、
冷蔵庫で冷やしてもらうと最高に美味しいです。
冬場は、ちょっと寒いですが、水道水も冷えているので、
その場でのんでも美味しさがわかっていただけると思います。
上記の給水機は、2023年5月27日現在、使えなくなっていると、
読者の方から、ご連絡いただきました。
岡山のおいしい水は、一般家庭やホテルの水道でお試しくださいね。
岡山の美味しい水は、良いお米を育て、良いお酒もできます。
また、温暖な気候と良い水のおかげで、
桃や葡萄、メロンなど、美味しい果物がたくさんでき、美味しいワインもできます。
ぜひ食べてみてくださいね。