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満奇洞(まきどう・まんきどう)は、映画「八墓村」のロケ地になった鍾乳洞です。

洞内は、いろいろな色のLEDでライトアップがされ、神秘的な雰囲気です。

湖もあり、赤い橋がかかっています。

なかでも「恋人の泉」は『恋人の聖地』に選定されており、人気のスポットです。


岡山県の鍾乳洞

岡山県内には観光で気軽に見られる鍾乳洞が3つあります。

  満奇洞(まきどう・まんきどう)

  井倉洞 (いくらどう)

  備中鍾乳穴(びっちゅうかなちあな)  

中でも、映画「八つ墓村」のロケ地にもなった満奇洞は、

入り口は高さが低く、中に入ると鍾乳石の作り出す見事な空間が広がっているという

冒険ムード満載の鍾乳洞です。


満奇洞

満奇洞は、江戸時代おわりごろ、タヌキを追いかけていた猟師に偶然発見されました。

槇(まき)という場所にあったので、もともとは「槇の穴」と呼ばれていました。

昭和4年に歌人与謝野鉄幹、与謝野晶子夫妻がこの地を訪れ、

その美しさに感動して、こんな歌を詠みました。

   まきの洞 夢にわが見る世の如く 玉より成れる殿づくりかな   
                             幹 (与謝野鉄幹)

   満奇の洞 千畳敷の蝋(ろう)の火の あかりに見たる顔を忘れじ  
                             晶子(与謝野晶子)


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もともとの地名の「槇」と「奇に満ちた洞くつ」という意味で「満奇の洞」と詠んだ

与謝野晶子の歌から「満奇洞」という名前になりました。



満奇洞の入り口は、山の中腹にあります。

駐車場から歩いて登るのですが、結構急な坂道で、

マイペースで上る60代夫婦の私たちは、どんどん若い人に追い抜かれました。

ここに来た時、与謝野鉄幹は56歳、与謝野晶子は51歳。

二人とも、今の私たちみたいに、ゆっくり、ゆっくり上ったのでしょうか。

日頃はあまり歩かない私たちには、いい運動になりました。

坂の途中に入場券の券売機があります。

ここまでくれば、入り口はもうすぐです。

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さて、いよいよ入洞です。

その前に、坂道上って疲れた老夫婦は、案内図を見ながら一休み。

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奥の方は洞内湖が広がっています。

映画のロケが行われたのは、このあたりでしょうか。

恋人の泉ってどんなところだろうと、わくわくしながら入口へ。

「天井が低いところがあります。足元が滑りやすいので、お気を付けくださいね。」

と、入り口のお姉さんに声を掛けられ、中に入っていきました。


入り口を入ると、いきなり天井が低い!

大人は腰をかがめないと、頭をぶつける高さです。

照明で十分明るいのですが、

天井は平らでなく凸凹で低いので、

前だけ見て、もうよかろうと腰を伸ばしたら、

右上の岩が思ったより下がっていてゴチン!なんてこともあります。

そこを抜けると、いきなり天井が高くなり、美しい鍾乳石でできた空間に出ます。

与謝野鉄幹が「夢のような景色」「玉(宝石)でできた宮殿」とほめてくれた景色が

広がっています。

「わあ~

と、思わず立ち止まると、

後ろから、「はよ行かんかい!」と、主人の声が・・・

主人は、まだ腰をかがめて歩くところにいて、

一本道なので、私が止まると腰が伸ばせないのでした(笑)

さらに奥に行くと洞内湖が出てきます。

LEDが鍾乳石を美しく輝かせています。

ぱぱ


周りを見ると、やっぱりカップルが多いですねえ。

「すべるから気を付けて」と手をつないで歩いていたり、

さりげなく背中に手を回して彼女を支えていたり、

いいですねえ、若い人は。

まあ、我々もカップルですけどね。(手はつないでくれませんけどね)

湖にかかる赤い橋を渡ってきました。

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湖をぐるっと回って、橋を渡った帰り道、今度は主人が先に歩きました。

歩幅が違うのか、足が速い。

もっとゆっくり歩いてくれたらいいのに、どんどん距離が離れていきます。

他の観光客がいるとはいえ、洞窟内に置き去りは寂しすぎる!

「ちょっと待ってよ!」

姿の見えなくなった主人に声をかけたとたん、どどーん!と音がしました。

「大丈夫?」と言ってみると、転んだ主人が起き上がるところでした。

私は運動靴だけど、主人は普通の靴だったので、

滑りそうで、早足になっていたそうです。

路が悪いわけでは決してありません。

ぬれているところもありますが、路は平らで、

坂も緩やかで、運動靴であるいていると坂かどうかも

分からないぐらいです。

でも、日ごろ運動不足の60代だと、やはり履物は運動靴がいいですよ。

若い人でもパンプスとかは滑りやすいと思います。

スニーカーでお越しくださいね。


岡山県の満奇洞、とてもきれいでロマンチックです。

LEDでライトアップされた夢のような異空間を体験してみてくださいね。


満奇洞(まきどう・まんきどう)
  住所:〒719-2721 岡山県新見市豊永赤馬2276-2
  電話:0867-74-3100 て
  営業時間:8:30~17:00(入場は16:30まで)
  定休日:なし
  駐車場:普通車150台、バス10台
      第一駐車場が一番近いのですが、そこまで行く道が細いので
      運転に自信が無い方は、第二駐車場がお勧めです。
  入場料:高校生以上1,000円、中学生800円、小人500円、小学生未満無料 
      
  満奇洞の中がバーチャルで見られるにいみ公式観光サイト