2億年前に生まれたカブトガニは、今も同じ姿のまま笠岡湾の干潟地に生息しています。
生きている化石と呼ばれ、笠岡湾はカブトガニの繁殖地として国の天然記念物になっています。
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かつては、笠岡湾に10万匹いたといわれるカブトガニは、昭和60年ごろから急激に数が減りました。
地元の人たちが保護活動をしていて、年々増えてきていますが、
まだまだ予断を許さない状況です。
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笠岡市立カブトガニ博物館では、生きているカブトガニの様子が間近に見られます。
人工飼育もしているので、
小さな赤ちゃんカブトガニも見られますよ。

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カブトガニの目は5つあります。
背中の甲羅側に単眼1対、複眼一対、腹側にもう一つ目があります。
こんなにたくさん目があるのに、視力は悪くて、
砂の上を這いまわって、足に当たるアサリやハマグリなどの貝やゴカイなどを食べています。

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カブトガニは一夫一婦制で、雄と雌が出会うと、くっついたまま長期間すごします。
中には3年間もくっついたままだったという記録もあります。
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カブトガニは人間が歩くのと同じぐらいの速さで泳ぎます。
泳ぐときは甲羅を下にし、足を上にした状態で、尻尾で舵を取りながら進みます。

とてもユニークなカブトガニ。
太古の昔から進化していない生きた化石を、見に来てね。


笠岡市立カブトガニ博物館
〒714-0043 岡山県笠岡市横島1946-2
tel:0865-67-2477(カブトガニ博物館)
駐車場 100台
入場料 大人520円 高校生310円 小中生210円
    ただし、以下の場合は入場料免除
     65歳以上で年齢を証明できるものを提示
     身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉手帳の提示
     笠岡市内在住または笠岡市内の学校に通学する小中学生
     高梁川流域パストートを持っている小学生で、それを提示できる人
笠岡市立カブトガニ博物館地図