ブログネタ
【公式】あなたの街の景色を見せて! に参加中!
22306700_s (1)
昭和30年代ごろまで、日本の住宅は、
黒い屋根瓦、白い漆喰に焼き杉をはった黒い壁、といった
昔ながらの様式の家がほとんどでした。

町全体が白と黒で統一されているように見えました。

時代が進み、洋風のきれいな色の住宅が建ち始めると、
子ども心に、「いいなあ、きれいだなあ」とおもっておりました。

現代は、個性的な住宅が並び、
屋根の色も、緑や、青、オレンジの瓦だったり、
壁の色もベージュだったり、クリーム色やモスグリーンだったりと、
とてもおしゃれです。
高層のマンションもあります。
岡山も都会になったものです

でも、ときどき・・・あのモノトーンの街並みの美しさを思い出します。
5149931_s

倉敷美観地区には、そんな、美しい街並みが今も残っています。

明治、大正といった、日本が西洋の文明に触れ始めたころの風情を残す町並みです。
ナマコ壁の美しい蔵や、伝統的な日本の住宅が並ぶ中に、
アイビースクエアや大原美術館のような、洋館づくりの建物も見られます。
22307321_s


町の中心を流れる川沿いには柳が植えられ、
お土産屋さんが並んでいます。
22463444_s

美味しいコーヒーのお店や和食のお店もたくさんあります。

ハイカラさんになった気分で、美しいモノトーンの街並みを散策してみるのはいかがでしょうか。


では、倉敷美観地区の見所をご紹介しますね。


大原美術館
22424684_m

大原美術館は、昭和5年(1930年)に、大原孫三郎氏によって設立された
日本初の西洋美術館です。

大原孫三郎は美術品の日本美術のコレクターでもあり
画家児島虎次郎の作品を高く評価していました。

そして彼の美術品を見極める目を信頼して
3度もヨーロッパに派遣して、西洋の美術品を収集しました。
美術品の収集には大金が必要です。
大原孫三郎と児島虎次郎の間には、強い信頼関係があったのですね。

入り口を入ると、すぐにロダン作カレーの市民がお出迎え。


展示されている作品の一部をご紹介します。

 エル・グレコ     受胎告知
 ポール・セザンヌ      風景  水浴
 マルク・シャガール     アレキサンドル・ロムの像  恋人
 ギュルターヴ・クールベ   秋の海
 エドガー・ドガ       赤い衣装をつけた三人の踊り子
 ジョルジュ・デ・キリコ   ヘクトールとアンドロマケーの別れ
 ポール・ゴーギャン     かぐわきし大地
 ジャン=フランソワ・ミレー グレヴィルの断崖
 クロード・モネ       水連  積みわら 
 エドヴァルト・ムンク    マドンナ
 パブロ・ピカソ       頭蓋骨のある生物  鳥籠
 ピエール=オーギュスト・ルノワール   泉による女
 オーギュスト・ロダン    ロダン夫人  ゴロツキの首  ある小さき影  歩く人
               洗礼者ヨハネ   カレーの市民
 ジョヴァンニ・セガンティーニ  アルプスの真昼
 岸田劉生          童女舞姿  画家の妻 

美術の教科書に載っているような有名な画家の作品をはじめ、このほかにも児島虎次郎が選んだ美しい絵画がたくさん展示されています。


児島虎次郎自身の作品も、和服を着たベルギーの少女、自画像、里の水車など、
数多く展示されています。
大原美術館は開館の前年に亡くなった児島虎次郎を記念して建てられたものです。


アイビースクエア
961511_s

元倉敷紡績の工場だった赤レンガの建物を最大
限利用したホテルです。
婚式場もあります。
以前、レストランでステーキチャーハンを食べましたが、
アイビースクエアのレストランは最高においしいです。
下の写真は、アイビースクエアの中庭です。
誰でも入れるので、観光客の皆さんがくつろいでいます。
レストランは建物の中にあります。
B-108

敷地内に、オルゴールミュゼもあり、1日7回コンサートをしています。
ディスク式のアンティークオルゴールの音色は感動ものです。
また、ショップでは、珍しいオルゴ―ルをいろいろ販売していて
見ているだけでも楽しいです。
ぜひ、優しい音色に癒されてください。

星野仙一記念館
img01
  星野仙一記念館ホームページより引用
倉敷市出身の星野仙一さんの記念館が倉敷美観地区にあります。
投手としては、中日ドラゴンズで活躍し、
監督としても、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、東北楽天イーグルスで活躍した星野さんは
野球の成績のみならず、人間味あふれる行動で、多くの人に愛されてきました。
また、旭川荘の子供たちを励ましに、毎年来てくれる優しい人でもありました。
残念ながら11月いっぱいで星野仙一記念館は閉館するようですが、
閉館前に行ってみたい場所です。

倉敷考古館
22306701_s

一見、蔵のようで、美観地区の街並みにとけこんでいるこの建物は
倉敷考古館です。
古代、岡山県と広島県の東部にかけて、
大和にも出雲にも属さない吉備の国がありました。
巨大な古墳や、貝塚、弥生式墳丘墓などが、たくさん残されています。
倉敷考古館には、縄文時代や弥生時代の出土品が展示されています。
ここでしか見られない、吉備の国の出土品、
古代のロマンにふれてみてはいかがでしょうか。

倉敷美観地区の見所はまだまだたくさんあります。
続きは、次回お話しますね。